- シャドーイング教材の選び方が分からない
- 自分のレベルに合った教材ってどう探せばいいの?
- 教材選びで失敗したくない!
シャドーイングで最も重要なのは、自分のレベルに合った教材を使うことです。ほとんどの人は難しすぎる教材を使って失敗しています。
とは言え、教材が自分のレベルに合っているか確認するのは難しいですよね。
実は、自分のレベルを簡単に確認する方法があります。それが「WPM」です。
WPMとは1分間に話される単語数のことで、WPMが大きいほど話すスピードが早い(=レベルが高い)ことになります。
WPMを基準にすると、教材を選びやすくなります。
この記事では、自分のWPMレベルを確認する方法を具体的に紹介します。
これを読めば、難しすぎる教材で失敗することなくシャドーイングを始めることができますよ。
シャドーイングで重要なWPMの目安
WPMとは「Words Per Minute」の略で、1分間に話される単語数のことです。WPMが大きいほど英語のスピードが早く、レベルが高くなります。
WPMレベルの目安は以下の通りです。
WPM | 英語レベル |
---|---|
100〜120(初級) | 英検3級 |
130〜150(中級) | 英検2級 |
160〜180(中上級) | TOEIC |
180〜(上級) | BBCニュース、TED |
シャドーイングは、自分のWPMレベルと同じか、少し上の教材を使って行うのがベストです。
ほとんどの人は自分のWPMが分からず、レベルに合わない教材を使って失敗しています。教材を選ぶ前に自分のWPMレベルを確認することがとても重要です。
WPMレベルの確認方法:英検・TOEICを基準にする
自分のWPMレベルは、英検・TOEICのWPMを基準にすると簡単に確認できます。
TOEIC・英検のリスニング問題を3回聞き、意味が7割くらい理解できるレベルが自分のWPMになります。
各試験のWPMは以下のとおり。
試験 | WPM |
---|---|
英検3級 | 100〜120 |
英検準2級 | 110〜130 |
英検2級 | 130〜150 |
英検準1級 | 140〜160 |
TOEIC | 160〜180 |
英検3級、2級、TOEICのリスニング問題を以下に掲載しますので、まず英検3級から聞き、どのくらい聞き取れたか確認してください。
ほぼ完ぺきに聞き取れた場合は、2級、TOEIC問題と順番に進んで下さい。完ぺきには分からないけど、7割くらい理解できたレベルが自分のWPMです。
英検・TOEICのリスニング問題は、公式HPで確認できます。
・TOEICサンプル問題
・英検過去問題
英検3級レベル(WPM:100〜120)
英検3級リスニング問題(0:35〜0:54)を3回聞いて下さい。
以下の聞き取り内容をクリックし、書かれている内容が聞き取れていたら、WPM:100〜120(初級)レベルです。
- 去年の夏、サラは引っ越した
- サラは最初寂しかった
- サラは友達がたくさんできた
- サラは今、幸せだ
英検2級レベル(WPM:130〜150)
英検2級リスニング問題(1:47〜2:11)を3回聞いて下さい。
以下の聞き取り内容をクリックし、書かれている内容が聞き取れていたら、WPM:130〜150(中級)レベルです。
- 男性がパスタを注文している
- 女性店員が、パスタは水曜しかない、今日はクラムチャウダーがあると答えている
- 男性は友達に勧められてパスタを食べに来た
- 女性店員が男性に謝っている
TOEICレベル(WPM:160〜180)
TOEICリスニング問題(0:00〜0:40)を3回聞いて下さい。
以下の聞き取り内容をクリックし、書かれている内容が聞き取れていたら、WPM:160〜180(中上級)レベルです。
- 女性がコーヒーマシーンのことで電話をしている
- 男性が女性にいつコーヒマシーンを買ったか聞いている
- 男性と女性はコーヒマシーンの保証期間について話をしている
- 男性は女性に割引クーポンを渡すと言っている
WPM別のおすすめシャドーイング教材
自分のWPMレベルが分かったら、それをもとにシャドーイング教材を準備します。
シャドーイング教材は、この3つを満たすものを選んで下さい。
- 英語スクリプト・日本語訳がある
- 音声の長さが30秒〜1分
- ナレーション音声
WPM別のおすすめ教材はこちらです。
WPM | 教材 |
---|---|
100〜120(初級) | 英検3級リスニング問題集 準2級リスニング問題集 |
130〜150(中級) | 英検2級リスニング問題集 NHKラジオ英会話 |
160〜180(中上級) | TOEICリスニング問題集 NHKラジオビジネス英語 |
180〜(上級) | TED |
WPM160以下の初級〜中級者は、英検やTOEICのなど試験用のナレーション音声を使うのをおすすめします。
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