- シャドーイング教材が多すぎて、どれを選べばいいか分からない
- シャドーイングをやってみたけど、難しくて続かなかった
- 絶対失敗しないおすすめ教材を教えて!
シャドーイングで失敗する理由の9割は、教材選びを間違っていることです。シャドーイングに適さない教材を使うと、どんなに頑張っても効果を実感できません。
この記事では、失敗しないシャドーイング教材の選び方とWPM別のおすすめ教材を紹介します。
この記事で紹介する教材を使えば、3ヶ月で確実にシャドーイングの効果を実感できます。
WPMとは、教材を選ぶ時の英語レベルの目安になる数値です。自分のWPMレベルが分からない方は、こちらの記事を先に確認してください。
>教材選びで重要なWPMとは?
【絶対押さえるべき】教材選び3つのポイント
シャドーイングは自分のWPMレベルに合った教材を選ぶことが最も重要です。
※自分のWPMレベルが分からない方は、こちらの記事を先に確認してください。
教材選びで重要なWPMとは?
それに加え、以下3つのポイントを満たした教材を選びましょう。
- 英語スクリプト・日本語訳がある
- 音声の長さが30秒〜1分
- ナレーション音声
英語スクリプト&日本語訳がある
シャドーイングは、最初に英文を読み日本語の意味を確認してから行います。意味を理解せずシャドーイングしても効果がありません。
必ず英語スクリプトと日本語訳があるものを使って下さい。
映画やTVニュースなど、英語スクリプトと日本語訳が入手できないものはシャドーイングに不向きです。字幕のように文字と音声が同時に画面に表示されるものは、シャドーイングしづらいのでおすすめしません。
音声の長さが30秒〜1分
1回のシャドーイングで使う音声は、長さ30秒〜1分が最適です。1分以上だと集中力が途切れるので、効果が薄れます。
長い音声は自分で30秒〜1分に分割すればOKですが、手間がかかるので、最初から30秒〜1分程度の短い音声がたくさんある教材をおすすめします。
ナレーション音声
音声には、ナレーション音声となま音声の2種類あります。WPM160以下の初級〜中級者は、ナレーション音声がおすすめです。
- ナレーション音声:試験問題などナレーターが台本通りに録音した正確な音声
- なま音声:プレゼンや会話などの普通の人が話す自然な音声
なま音声は文法の間違いや言いよどみが多数あり、初中級者が使うと間違った発音や文法を覚えてしまいます。最初はナレーション音声から始めましょう。
【WPM別】おすすめシャドーイング教材
教材選びのポイントを踏まえた、おすすめのシャドーイング教材をWPM別に紹介します。
この中から選べばまず失敗しません!
WPM | 教材 |
---|---|
100〜120(初級) | 英検3級リスニング問題 準2級リスニング問題 |
130〜150(中級) | 英検2級リスニング問題 NHKラジオ英会話 |
160〜180(中上級) | TOEICリスニング問題 NHKラジオビジネス英語 |
180〜(上級) | TED |
自分のWPMレベルが分からない方は、こちらの記事を先に確認してください。
>教材選びで重要なWPMとは?
【WPM:100〜120】初級者におすすめの教材
WPMレベルが100〜120の初級者におすすめの教材は、英検3級、英検準2級のリスニング問題です。
英検3級、準2級のリスニング内容は日常会話やアナウンスが中心で難解な単語がなく、音声の長さは1問30秒以内なので、初級者でもストレスなくシャドーイングできます。
※おすすめ本を紹介しますが、英検の問題集なら基本的に何を使っても大丈夫です。
英検3級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
値段 | 1,540円(税込) |
内容 | 過去問6回分 (リスニング問題は1回30問×6回分) |
シャドーイング期間の目安※ | 3ヶ月 |
英検3級は音声の長さが1問10〜20秒と短く、初めてでも無理なくシャドーイングできます。
初級者がシャドーイングの効果をより高めるには、単語や文法など基礎的な英語学習も必要です。問題集を買って、シャドーイングと併せてリーディング問題等も一通り勉強するのをおすすめします。
英検分野別ターゲット英検準2級リスニング問題 (旺文社英検書)
値段 | 1,650円(税込) |
内容 | リスニング問題120問 |
シャドーイング期間の目安※ | 2〜3ヶ月 |
リスニング問題だけに特化した問題集なので、1冊で2〜3ヶ月はじっくりシャドーイングできます。
英検準2級は音声の長さが1問20〜30秒と少し長くなります。英検3級に慣れた人は準2級でシャドーイング練習を行いましょう。
準2級で2〜3ヶ月シャドーイングできれば、WPM130〜150にレベルアップできますよ。
【WPM130〜150】中級者におすすめの教材
WPMレベルが130〜150の中級者におすすめの教材は、英検2級のリスニング問題とNHKラジオ英会話です。
どちらも音声の長さが1問30秒程度あり、少し長い文章でしっかりシャドーイングできます。
英検2級は日常会話とナレーション文、NHKラジオ英会話は日常会話が中心です。英検2級の方がWPMが少し低いので、ラジオ英会話が難しいと感じる人は、まず英検2級に取り組んで下さい。
英検分野別ターゲット英検2級リスニング問題 改訂版 (旺文社英検書)
値段 | 1,760円(税込) |
内容 | リスニング問題120問 |
シャドーイング期間の目安※ | 3ヶ月 |
英検2級のリスニング問題は、2人の会話文とナレーション文で構成され、1問30秒です。WPM130〜140くらいなので、初級からレベルアップしたばかりの人でも無理なくシャドーイングできます。
NHKラジオ英会話
値段 | テキスト:550円(税込) 別売CD:1,700円(税込) 音声DL:990円(税込) |
内容 | 16回分の音声 |
シャドーイング期間の目安※ | 1〜2ヶ月 |
NHKラジオ英会話は、1回分の音声の長さが30秒で、1冊に16回分の音声が収録されています。1回分を3〜4日かけてシャドーイング練習すると、約2ヶ月使えます。
NHKラジオ英会話は無料でも聞けますが、シャドーイングするなら必ずテキストと音声(CDか音声DL)を購入してください!シャドーイングは英語パートのみをリピートして行いますが、無料版だと英語パートのみを抽出できない(日本語の解説が入る)ので、やりにくくて効果が薄れます。
【WPM:160〜180】中上級者におすすめの教材
WPM160〜180の中上級者におすすめの教材は、TOEICリスニング問題とNHKビジネス英語です。
TOEICはPart3、4のリスニング問題がシャドーイングにおすすめです。3ヶ月シャドーイングすれば、リスニング100点UPも可能です。
NHKビジネス英語は、ビジネスシーンでよくある会話(ナレーション音声)と、著名人のインタビュー(なま音声)で構成されています。ナレーション音声に慣れたのでなま音声に挑戦したい人におすすめです。
TOEIC対策アプリ「スタディサプリTOEIC」
TOEIC問題集は基本的に何を使ってもOKですが、スキマ時間で効率的にシャドーイングするなら、TOEIC対策アプリ「スタディサプリTOEIC」がおすすめです。
値段 | 月額3,278円(税込) |
内容 | 試験20回分の問題と解説 講師の解説動画 |
シャドーイング期間の目安※ | 3ヶ月 |
英語スクリプト、日本語訳、重要単語がスマホ一つで確認でき、スキマ時間でシャドーイングできます。シャドーイング用の録音機能もあるので、別途録音する手間がなくて便利です。
月額3,278円は安くないですが、TOEIC公式問題集は1冊約3,000円で、掲載されている問題数は試験2回分。スタディサプリは試験20回分に加え、解説動画やシャドーイング機能等が付いていることを考えると非常にコスパはいいです。
NHKラジオビジネス英語
値段 | テキスト:550円(税込) 別売CD:1,700円(税込) 音声DL:990円(税込) |
内容 | 20回分の音声 |
シャドーイング期間の目安※ | 2〜3ヶ月 |
NHKラジオビジネス英語は、1回分の音声の長さが30秒で、1冊に20回分の音声が収録されています。1回分を3〜4日かけてシャドーイング練習すると、約3ヶ月使えます。
NHKラジオビジネス英語も、テキストと音声は必ず購入して下さい。テキスト+音声DL代で1,540円かかりますが、1冊で3ヶ月シャドーイングできるので、ひと月たった500円です。ケチらず買いましょう!!
【WPM:180〜】上級者におすすめの教材
WPM180以上の上級者におすすめの教材は、TEDです。
TEDは世界中の著名人のプレゼンを聞けるサイトで、英語スクリプト、日本語訳も無料で確認できます。
自分の興味のある内容を選び、シャドーイングに挑戦しましょう。ほとんどが10分以上の長い音声なので、自分で30秒〜1分に分割して行ってください。
まとめ:シャドーイングは教材選びが超重要
シャドーイングは教材選びが重要です。
自分のレベルに合った教材を使い、正しいやり方で続ければ必ず効果を実感できます。
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